水素を貯蔵する水素吸蔵合金

燃料電池自動車は、車に搭載された燃料電池から発生した水素と空気中の酸素を反応させ、そのエネルギーによって電動機を動かして走行する仕組みとなっています。

 
水素を利用する方式の燃料電池自動車の最大のメリットは、走行時に二酸化炭素などの有害物質が含まれる排気ガスが発生しない点にあります。
従来の化石燃料による方式とは違い、環境への負担が少ないことから、次世代のエネルギー源として注目を集めており、本格的な実用化に向けた研究開発が現在も進められている段階です。

テクスチャー09
燃料となる水素を貯蔵する方法には様々なものがあり、その一つとして水素吸蔵タンクを使用する方法があります。
水素吸蔵タンクの内部には「水素吸蔵合金」と呼ばれる金属でできたユニットが入っており、その合金に水素を貯蔵する方式となっています。
この合金は圧力をかけてることで水素を吸蔵し、逆に圧力を下げることで水素を放出する可逆性の性質を持つことから、車などに搭載した状態で水素の補充が可能となっているのが特徴です。

 
また、この合金を使用する方式では体積あたりの水素貯蔵量が大きいのも特徴の一つとなっており、その他の貯蔵方式と比較した場合、燃料電池のサイズがコンパクトに収めることが可能となっています。

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